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ニュージーランドの高校

ニュージーランドには公立私立合わせ、おおよそ440の高校があります。高校の呼び方は"High School"という一般的なものから"Grammer School"、"College"など様々です。

私立高校
ニュージーランドの私立高校はおおむね宗教団体に属し、19世紀半ば教会付属の全寮制校として設立されました。私立高校は伝統を重んじる教育方針をとっているところが多く、校則やしつけに関しては一般的に公立高校より厳しいといわれています。
私立校では公式試験(NCEA)のために公立と同じ学習指導を行うとともに、宗教理念に基づいた独自のカリキュラムを組んでいます。そして私立高校のなかには公立高校と同じシステムを取り入れている学校もあり、このような学校はステート・インテグレーテッドスクールと呼ばれています。これらの学校は政府の援助を受けていますが、それぞれが持つ特徴は失わないようにしています。
人気の高い私立高校は入学希望者も多く、入学の順番を待たなければならない場合もあり、中には成績優秀者しか受け入れない高校もあります。

公立高校
日本同様地域に密着した高校です。通学エリアが決められており、地元の学生はエリア内の高校に通いますが、留学生の場合は例外扱いとなっています。公立高校は一般的にレベルの差はないといわれていますが、教育熱心な学校のレベルは高く、地域によってはレベルが低く問題が多発しているところもあります。また人気の高い高校に入るためにそのエリアに引越しをするということも、こちらでは一般的に行われています。レベルの高い学校は留学生の受け入れ姿勢も厳しく、日本の成績や内申が悪い学生は受け入れを断られることもあります。

男子校・女子校
公立・私立にかかわらず、ニュージーランドには男子校、女子校が多く見られます。これら男子校・女子校のレベルは一般的に共学校より高く、寮のある学校には他の町からも多くの学生が学びに来ています。これらの学校は留学生の受け入れ条件も厳しく、高い語学力と優秀な成績を要求されます。

寮制
ボーディングスクールともいいます。公立・私立にかかわらず、ニュージーランドでは寮制の学校も多く見られます。寮制の学校の多くは男子校あるいは女子校などに多く見られますが、私立などでは共学校でも寮を持つ学校があります。寮は、学校により異なりますが、低学年では4人から6人部屋、高学年になると2人から4人部屋、最高学年になると1人部屋になります。寮には生活に必要な設備がすべてそろっており、食事も3食提供されます。寮はホリデー期間中は閉鎖されるところが多く、その間は学校よりホームステイが紹介されます。

学年
ニュージーランドの高校はYear9(日本の中学2年)からYear13(日本の高校3年)までの5年間の学校と、Year7(日本の小学6年)からYear13までの7年間の学校とがあります。Year7とYear8の学年はニュージーランドでは Intermediate School と呼ばれ、日本の中学に該当します。

制服
ニュージーランドの高校のほとんどは、制服の着用が義務つけられており、靴や靴下などを指定する学校も多いようです。また制服の乱れに対しては厳しく指導され、応じない学生は授業を受けられない場合もあります。Year13では私服となる学校もあります。

学費
学校間による学費の差はそれほど大きくありませんが、一部の私立高校では公立高校の1.5倍から2倍近い学費を取る学校もあります。
 公立高校学費: NZ$12,000〜$15,000(年間)
 私立高校学費: NZ$15,000〜$21,000(年間)

 
 
 
 
 

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